広島大学 大学院 医系科学研究科
歯科放射線学研究室 Department of Oral and Maxillofacial Radiology,
Graduate School of Biomedical and Health Sciences,
Hiroshima University

メンバー

集合写真

ご挨拶

 「放射線なくして医療は成り立たず」と言われますが、歯科医療の多くは歯や骨といった硬組織を中心に扱う臨床を行うためエックス線画像診断は必要不可欠です。的確な治療は正確な診断から導かれます。また、口腔顎顔面領域では、硬組織のみならず、筋肉、血管、粘膜などの軟組織、あるいは顎関節といった関節領域も診断しなければなりません。そのためには、CBCT、MDCT、MRI、US、PET/CTといった医科および歯科領域の最新画像診断機器を用いた総合画像診断が必要となってきます。当研究室では医学と歯学が一つになった広島大学病院の特性を生かし、医科と協力しながら総合画像診断を進めており、口腔顎顔面領域の最新Evidenceの確立を目指しています。
 「舌がんは手術するもの」と思っていませんか?日本癌治療学会の診療アルゴリズムや米国NCCN Guidelinesにおいて、口腔癌、特に舌癌に対する放射線治療は根治的治療の一つとして挙げられています。当研究室では、舌癌を中心に口腔癌に対する組織内照射を放射線治療科との連携下で行っております。歯科放射線科医が直接患者に触れながら口腔癌治療が出来る日本でも数少ない施設の一つで、小線源治療の高精度化に向けて研鑽を積んでいます。
 このように、当研究室では、診断、治療を行える歯科放射線学研究室として、世界トップレベルを目指して臨床、研究そして教育に取り組んでいます。

2022年1月4日 柿本直也

歴代教授

  • 昭和53年4月   初代 和田 卓朗  就任
  • 平成7年9月    二代目 谷本 啓二 就任
  • 平成28年10月   三代目 柿本 直也 就任

教室員紹介

教授 柿本直也
准教授 中元崇
診療准教授 末井良和
講師 小西勝
助教
大塚昌彦
長﨑信一
島袋紀一

スタッフ

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